STAFF BLOG

食べ物で脳卒中を改善しよう!

食べ物で脳卒中を改善しよう!

脳卒中(脳血管疾患)は日本人の死亡順位の第4位(2020年:令和2年人口動態統計より)を占め、1981年(昭和56年)にがんと入れ替わるまでは第1位でした。

毎年10万人以上の人が死亡しています。脳卒中は脳血管発作ともいわれ、高血圧が原因の脳出血や、動脈硬化症を原因とする脳血栓などの急増、または漸次的な血液循環障害によって、意識、運動、言語、知覚、視力などさまざまな障害が起こる病気です。

脳卒中や心筋梗塞は規則正しい食生活適度の運動を心掛けることが大切です。

脳卒中の対策をしよう!

  • 良質のたんぱく質は十分に取る


魚介類、卵、大豆製品、などは不足しないよう毎日十分に取りましょう。

  • 食塩は控えめにする


食塩の取り過ぎは高血圧など脳卒中の原因になる病気を助長させます。食塩を多く含む加工食品を避け、薄い味付けに慣れましょう。

  • 野菜、果物、海藻は十分に取る


これらの食品には、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれ、便通を整えるとともにカリウムは体内の余分なナトリウムを体外に排泄する働きを持っています。新鮮な物を毎日十分取るように努めましょう。

  • アルコ-ルは控える


アルコールは動脈硬化の危険因子です。深酒は厳禁、適量を守って程々にします。酒のさかなは塩辛いものを避け、脂肪の少ない肉や魚、そして豆腐や野菜などをバランスよく取り合わせましょう。

  • 不飽和脂肪酸を取る

不飽和脂肪酸には、動脈硬化や血栓を防ぎ、血圧を下げるほか、LDLコレステロールを減らすなど、さまざまな作用があると言われています。

魚介類、アマニ油・オリーブ油などの植物油等は、体内の脂質のバランスを整えてくれるので、日常的な摂取を心がけましょう。

  • 食物繊維

食物繊維には、海藻類・葉物野菜・果物などに多く含まれる「水溶性食物繊維」と根菜類・イモ類・キノコ類・豆類などに多く含まれる「不溶性食物繊維」の2種類があり、両方をバランスよく摂取する必要があります。

食物繊維には、余分な脂質や糖質、ナトリウム(塩分)を吸着して体外に排出するはたらきがあります。

他にも血糖値の上昇を抑制したり、血中コレステロールを低下させたり、腸内環境を改善する善玉菌を増やすはたらきもありますので、毎食の食事で摂取できることが理想的です。

  • カリウム

カリウムにはナトリウム(塩分)の排泄効果があるので、塩分の摂り過ぎを調節するのに役立ちます。食塩摂取量が多い方は積極的に取り入れたい栄養素です。

カリウムは、バナナ・メロン・アボカドなどの果実類ほうれん草などの野菜類さつまいもなどの芋類、大豆や小豆などの豆類、魚類、肉類など、幅広い食材に含まれています。

カリウムは水溶性のため水に溶けやすく、生食や汁ごと食べられる食材を選ぶと良いでしょう。

ただし、腎機能が低下している方はカリウムの摂取制限がある場合があり、注意が必要です。

このURLをコピーする