実は肥満も腸内環境が原因だったりします!
ある面白い実験があります。
無菌室で育てたマウスに肥満の人の腸内細菌と痩せ型の人の腸内細菌を入れて、それぞれのマウスがどうなったかを研究する実験がありました。
肥満の人の腸内細菌を入れたマウスと痩せ型の人の腸内細菌を入れたマウスをそれぞれ1ヵ月間、同じ餌と運動量で育てた結果。。
痩せ方は特に変化ありませんでしたが、肥満の腸内細菌をもらったマウスは脂肪がどんどん増えてかなり太ってしまいました!
この肥満の腸内細菌と痩せ型の腸内細菌は最新の研究でわかっています。
それは短鎖脂肪酸と言うものです。短鎖脂肪酸は天然のやせ薬とも言われています。
短鎖脂肪酸は酢酸、酪酸、プロピオン酸と言う3つの物質の総称です。
肥満は脂肪細胞と呼ばれる細胞がありもしもの時に備えてエネルギーを蓄えておくために脂肪をたくさん抱えています。
この脂肪細胞は放っておくと栄養をどんどん取り込み肥大化していきます。
これが肥満の原因になります。
この脂肪細胞の暴走にストップをかけるのが短鎖脂肪酸です。
また交感神経にも反応するセンサーがありそのセンサーが感知すると全身の代謝が活性化すると言う機能もあるため短鎖脂肪酸は脂肪の蓄積を下げて燃焼をアップすると言う両面から肥満を防ぐ働きをしています。
この短鎖脂肪酸を増やすためには腸内細菌に餌をあげると言う方法があります。
その餌というのが野菜に多く含まれている食物繊維になります。
一般的にダイエットは運動量を増やしたり、食事量を減らしたりと言う方法が多くとられています。
しかし野菜を食べて短鎖脂肪酸を増やし、太りにくい体作りをすると言うのもとても大切です!